日本テラデータは4月11日、同社のマルチクラウド・データウェアハウス・ソフトウェア「Teradata Vantage」と、インティメート・マージャー(IM)が提供するDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)「IM-DMP」を連携したことを発表した。
これにより、消費者のより詳細な理解に基づく高度なマーケティングや効率的なビジネスプロセスが実現できるという。また、企業の意思決定の透明性の向上、新規顧客の獲得率や既存顧客のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の向上が見込めるとのことだ。連携はリアルタイム、バッチのいずれによっても実行可能。
「IM-DMP」は約4.7億ユニークブラウザのオーディエンスデータを保有しており、そのデータを解析してサードパーティデータを生成する。「Teradata Vantage」は、このような顧客関連データを含むさまざまなデータを統合し分析する環境を提供する。「IM-DMP」から連携されるサードパーティデータを「Teradata Vantage」に統合し、企業が持つファーストおよびセカンドパーティデータと組み合わせることで、ビジネスに顧客データを有効活用できるようになるという。
両サービスの連携により、消費者が製品やサービスにどのように出会い、検討し、価値判断を行ったかが理解しやすくなる。また、消費者がサービスに抱く期待値など、詳細な消費者理解につながるとのことだ。両社は、消費者一人一人のニーズに合わせたコミュニケーションプランニングのような、高度なビジネスプロセスも実現できるとしている。