ソリトンシステムズは3月23日、アマゾンウェブサービス(AWS)の5Gデバイス向けクラウドサービスAWS Wavelengthを利用した超低遅延映像サービス「Zao Cloud」を提供開始した。

  • RASCOWプロトコル

    RASCOWプロトコル

AWS Wavelengthは、AWSのコンピューティングサービスとストレージサービスを5Gネットワークのエッジに組み込むことで、機械学習、IoT、動画やゲームのストリーミング配信など、高速で広帯域、低遅延が求められるアプリケーションやサービスの構築を支援するAWSのサービス。

ソリトンは、AWSの協力を得て、Zao(RASCOW)の独自技術をAWS Wavelength上で構築し、エッジでのデータ処理を簡略化し、より高速で低遅延、かつ、安定的な映像伝送を実現するとしている。

今回、ソリトンは、この5Gモバイル回線を使って短遅延な映像をクラウド経由で配信するサービスを「Zao Cloud」とし、国内外で販売する。

AWS Wavelengthを活用することで、AWSのAPIでクラウドへの低遅延アクセスを活かした新たなサービスを構築することが可能となる。同社は今後、このプラットフォームの活用を追求し、「遠隔操縦」から「遠隔操縦の自動化」を目指すとしている。