Celebrating Pi Day with Cloud Functions

Celebrating Pi Day with Cloud Functions

3月14日は円周率πの日だそう。3.14159265・・・円周率であるπを求める果てしない試みは、コンピュータの進化とともにその桁数を伸ばし、昨年8月にはスイスの研究チームがスーパーコンピューター1台で約100日かけて62兆8000億桁を達成。記録を破られた形のGoogleは、πの日に現在の試みをGoogle Cloud公式ブログで紹介している。

同社のチームは、数学者のSimon Plouffe氏によって発見されたBBP formula(Bailey–Borwein–Plouffe formula)と呼ばれる公式と分散処理で用いられるフレームワークMapReduceを用いた演算をGoogle Kubernetes Engineで運用していたが、これをFaaS(Function as a service)である第二世代のGoogle Cloud Functionsに移行し、ソースコードやAPIを刷新。膨大な量になるπ数字を格納するディスクや演算にかかるコストを中心に月々の総費用を約9,000ドルから450ドルに削減している。これらシステムのソースコードや各種デモをGitHubに公開しており、コマンドラインで簡単にPIを出力させるワンライナーも紹介している。

curl "https://api.pi.delivery/v1/pi?start=0&numberOfDigits=100"
  • コマンドラインで簡単にPIを出力させるワンライナーの実行画面

    コマンドラインで簡単にPIを出力させるワンライナーの実行画面