インターネットイニシアティブ(IIJ)傘下のディーカレットDCPは3月9日、同社が事務局を務めている「デジタル通貨フォーラム」において、デジタル通貨で店舗決済をする実証実験を実施することを発表した。
デジタル通貨フォーラムは、日本を代表する銀行や、小売、運輸、情報通信など広範な分野にわたる70社以上の企業・銀行・自治体・団体、有識者およびオブザーバーとしての関係省庁・中央銀行が参加する、日本におけるデジタル通貨の実用性を検討する取り組み。
同フォーラムは今回、2つのグループに分かれてデジタル通貨の付加領域に「電力取引」のユースケースを想定し、対価の支払・決済にデジタル通貨を適用したPoC(概念実証)を実施し、ビジネスの実現性やデジタル通貨の有用性を検証する。電力・環境価値取引の精算に加え、電力売買で受け取ったデジタル通貨を小売店舗での決済に使うケースについての検討も進めるとのことだ。
実証実験に参加する企業は、関西電力(幹事)、中部電力、阪急阪神ホールディングス、三菱UFJ銀行、ローソン、ディーカレットDCP(事務局)の6社。