Microsoftは3月2日(米国時間)、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 22567|Windows Insider Blog」において、Windows 11の開発版(ビルド22567)に導入された主な新機能や変更点、改善点などを伝えた。MicrosoftはWindows 11開発版に積極的に新機能の追加を行っていく姿勢を示しており、今回のビルドにも興味深い新機能が追加されている。
Windows 11開発版(ビルド22567)に導入された注目の新機能は次のとおり。
- Windows Updateに再生可能エネルギーを活用する機能を追加。電力を供給している地域の炭素強度データをelectricityMapまたはWatttimeから取得できる場合、より多くの再生可能エネルギー(風力、太陽光、水力など)が利用できる時間帯にWindows Updateをバックグラウンドで実行するようにスケジュールを作成する
- 信頼できないアプリケーションや潜在的に危険な可能性のあるアプリケーションをブロックする「スマートアプリコントロール (SAC: Smart App Control)」を導入
- Windows 11のデバイスセットアップ (OOBE)の一部としてAndroidスマートフォンをパソコンにリンクできるように変更
- 設定アプリケーションに導入したMicrosoft 365サブスクリプション管理機能を改善
上記の機能の中でも、Windows 11の新しいセキュリティ機能として「スマートアプリコントロール (SAC: Smart App Control)」が導入された点が注目される。Microsoftはこの機能の詳細を明らかにしておらず、現時点では信頼できないアプリケーションや危険なアプリケーションをブロックする機能であるということしかわからない。
なお、適用できる条件も限られており、Windows 11開発版(ビルド22567)以降のバージョンをクリーンインストールした環境でのみ有効にできるとされている。機能の詳細については今後別途発表される見通し。