アビームコンサルティングは2月21日、共同利用型ビジネスプラットフォーム「ABeam Cloud Asset & Finance Platform」を発表した。最初の導入予定先であるNECキャピタル ソリューションと協同で開発していく。

「ABeam Cloud Asset & Finance Platform」は、リース業界全体のビジネス変革を支援する共同利用型ビジネスプラットフォーム。従来の基幹システムでは捉えきれていない業務フローをデジタル化し、業務生産性を可視化することで、既存業務の効率化・高度化を促進するという。また、同社がリース業界各社の支援を通じて培った業種別業務プロセスモデルを活用できるという。

ローコードプラットフォームの活用によるアジャイル開発を行うことで、短期間で高品質かつ安定したシステム構築を実現する。提供するクラウド上の共同利用型システムは、イニシャルコスト・ランニングコストを低減させるだけでなく、大規模開発時に発生するリスクを排除。各社ごとに自社区画を占有するシングルテナント方式を前提とするため、高いセキュリティを担保しつつ個社独自の機能拡充にも柔軟に対応するということだ。

また、「ABeam Cloud」上に共同利用型ビジネスプラットフォームを設けることで、同社が世界中から目利きし実用可能と判断した様々な業務アプリケーション群の利用が可能。ビジネス変化やさらなる業務ニーズに即時に呼応する柔軟性の高いシステム環境を担保するとしている。

まず第一弾として、2022年度末に不動産リースビジネス、第二弾として2023年度中に在庫型レンタルビジネス、 第三弾として2025年度中にリース業界全体に向けてサービスを提供していくという。