Microsoftは多くのユーザーがWindows 10からWindows 11へアップグレードすることを望んでいるが、実際には企業ユースなどを中心にWindows 10の利用継続が続いている。Windows 10のサポートは2025年10月まで続くと見られ、まだ3年半以上の猶予がある。企業では、安定して業務を継続することが重要視されるため、Windows 10の利用は今後も続くものと見られる。
しかし、Windows 10の中でもサポートするバージョンには段階がある。古いバージョンのWindows 10は、2025年10月を待たずにサポートが終了するため注意が必要だ。MicrosoftはこうしたWindows 10に関する直近のアップグレードに関して、「Windows 10, version 21H2|Microsoft Docs」において伝えた。
「Windows 10, version 20H2」のサポート終了が近づいているとされており、Microsoftはこのバージョンを「Windows 10, version 21H2」へ自動的にアップグレードする取り組みを開始したと説明している。
Windows 10を使い続ける場合、Windows 10としてのアップグレードは続ける必要がある。アップグレードによる不具合発生を避けるために特定のバージョンで停めておくこともあるが、Microsoftは古いバージョンを使い続けることにはセキュリティ上のリスクがあるとして新しいバージョンへアップグレードすることを推奨している。
「Windows 10, version 20H2」を使っている場合、自動的に「Windows 10, version 21H2」へのアップグレードが行われる可能性があることを認識しておくことが望まれる。