東レは24日、ソラミツ社とブロックチェーン技術を活用したトレーサビリティシステム構築に向けた実証実験を2022年度中に開始することを発表した。
2019年に回収ペットボトルを原料とするリサイクルポリエステル繊維事業のブランド「&+」(アンドプラス)を立ち上げた同社は、ブロックチェーン技術を活用しサプライチェーン上でのトレーサビリティを高めることを目標にしており、2022年度内にはシステム構築のための実証実験を開始する。システムはサプライチェーン上の企業と連携しリサイクル原材料を担保するものだが、消費者へのリサイクル活動への参画を促すために、消費者に届くまでの情報の見せ方も検証して行くことを発表している。ソラミツは、OSSのブロックチェーンフレーム「Hyperledger Iroha」の開発に貢献する企業で、金融やデジタル通貨分野でブロックチェーンを活用するプロジェクトに携わっている。