凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHでは、昨年10月に発表した店舗情報プラットフォーム「LocalONE(ローカルワン)」の提供を1月31日に予定している。提供開始に先立ち、プラットフォームの開発をリードしたONE COMPATH マーケティング部ゼネラルマネージャー 森谷尚平氏の話を紹介する。

コロナ禍で生活者の買い物が変化

ONE COMPATHは、2019年にBtoC領域のデジタルメディア事業に特化した新会社として立ち上げ、電子チラシサービス「Shufoo!」や法人向け地図ソリューション「Mapion Biz」などを提供している。まず、森谷氏はコロナ禍における生活者の変化について、以下のように説明する。

「当社の調査では、コロナ禍の生活スタイルを今後も継続するか否かの質問に対し、約3分の2が状況によらず継続する意思を示しており、コロナ禍で変化したスタイルは定着していくことが想定されます。そのような中で生活者の買い物の変化として事前情報収集が習慣化しており、比例するように前年代におけるネットの利用時間も増加し、デジタルリテラシーが急上昇しています。これは、事前情報接点とデジタル接点の重要性が増していることがうかがえ、デジタルを接点とした買い物の前後を強化していく必要があります」(森谷氏)

  • ONE COMPATH マーケティング部ゼネラルマネージャー 森谷尚平氏

    ONE COMPATH マーケティング部ゼネラルマネージャー 森谷尚平氏

こうした背景を前提に開発したものがLocalONEとなる。同プラットフォームは、Google MapやYahoo!プレイスなどの販促メディア、口コミメディアの店舗情報や販促情報、口コミデータの収集・分析を一元管理できるというものだ。