業種を超えたデータのコラボレーションを加速 - スノーフレイク 年頭所感

新年明けましておめでとうございます。

2021年は、一昨年に続き新型コロナウイルス感染症の猛威に社会が翻弄された1年でした。影響を受けた皆様に改めてお見舞い申し上げます。また、日々尽力される医療関係者様に感謝を申し上げます。

厳しい社会情勢ではございますが、当社は米スノーフレイク社の日本法人として市場に参入してから丸2年を迎えました。おかげさまで、2021年10月期第1四半期時点の日本国内のユーザーは100社を超え、売上も前年同期比で4倍以上に伸ばしています。

一方、多くの企業様と会話する機会が増えるなか、強く感じたのが「データへの期待」でした。機械学習や新たな事業展開といった様々なデータへの接続を通じた分析、そして気象など自社の保有するデータの収益化。昨年はこのような全ての企業でDXを推進する動きが見られ、企業のデータ活用に対する強い関心も肌身に感じました。この流れを加速すべく、本年は攻めのデータ活用を推進し、データによる収益化が進展する「データビジネス元年」へと発展できればと考えています。

多くのご要望を受け、昨年当社としては日本語によるテクニカルサポートを拡充したほか、「Microsoft Azure」東日本リージョンに対応したサービスを開始しました。本年の上半期にはAWS（Amazon Web Services）のアジアパシフィック（大阪）リージョンでの対応も予定しており、引き続きマルチクラウドのプラットフォームならではの柔軟性や優位性を活かした安定的なサービスを提供してまいります。さらに、西日本地域におきましては西日本営業部も立ち上げ、ソフト面での支援体制も確立しました。

また、ローカルパートナーシップにつきましては、国内を代表する多くの有力なパートナー様と提携を結ぶことができました。こうした支援体制も奏功し、お客様のビジネスの飛躍にも多く貢献しています。グローバルのイベント「SNOWDAY」の日本開催では、当社のお客様の様々な成功事例を知っていただく機会ができ、喜ばしく思います。

本年は米スノーフレイク社としては創業10年、当社が日本市場に参入して3周年という記念すべき年になります。データ活用で悩ませるサイロを解消し、「世界中のデータをモビライズする」というコーポレートミッションを遂行すべく、日本市場のお客様がデータドリブン経営を通じてビジネスを大きく成長できますよう支援してまいります。そして、グローバル規模の「Snowflake データマーケットプレイス」に日本発のデータの誘致を活発化させ、業種を超えたデータのコラボレーションを加速してまいります。

依然としてパンデミックが収まる兆しは見通せませんが、当社のデータクラウドを通じた取り組みがデータ活用により良いインパクトを与えることができれば幸いに思います。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。