2022年の年頭にあたり、NTTコミュニケーションズ 代表取締役社長 社長執行役員 丸岡亨氏は、以下の年頭所感を発表した。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中は格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年は東京2020オリンピック・パラリンピックの開催など国際的なイベントがあった一方で、新型コロナウイルスの感染拡大や、地政学リスクの増大が人々の生活や企業活動に大きな影響をおよぼしました。このような不確実性の高い社会では、レジリエンスを高めることが重要です。

弊社はサステナブルな未来の実現に向け、事業ビジョン「Re-connect X」のもと、社会・産業のDXを通じて、持続的な経済成長や地球環境への貢献に挑戦してまいりました。

持続的な経済成長に向けては、安心安全なデータ利活用プラットフォームの提供により、グローバルサプライチェーンの円滑化や生産性の向上、新たな顧客体験の創造などに取り組んできました。

2月には、大手町プレイスに「OPEN HUB for Smart World」のワークプレイスを開設します。最新技術の検証やインスピレーションの創発を促すこの空間で、お客さまやパートナーの皆さまと、新たな事業を創造してまいります。

また、NTTグループの新たな環境エネルギービジョンに基づき、限られた資源を循環させ再利用するサーキュラーエコノミーの実現や、オフサイトPPAによるクリーンな電力の活用などにパートナーの皆さまと取り組んできました。

今後も再生可能エネルギーの調達や、IOWN技術の活用などによるインフラ設備の省電力化を加速し、2030年にはデータセンターとネットワークにおいて自社排出分のカーボンニュートラルを実現いたします。

そして、本年1月1日、新ドコモグループがスタートしました。

新ドコモグループでは、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアの3社の経営方針を統一し、機能を統合することで、法人事業とスマートライフ事業の拡大、通信事業の構造改革を加速し、新ドコモグループの挑戦「あなたと世界を変えていく。」を実現してまいります。

弊社は新ドコモグループの法人事業を担う企業として、大企業から中小企業まですべてのお客さまにワンストップで対応し、社会・産業のDXを推進してまいります。そして、その実現への思いを込め、法人事業のブランドとして「ドコモビジネス」の展開を始めました。皆さまに愛され、信頼されるブランドに育ててまいります。

サステナブルな未来の実現に、新ドコモグループ一丸となって努めてまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。