キヤノンITソリューションズ（キヤノンITS）は12月23日、クラウド型テレワーク支援サービス「テレワークサポーター」について、スマートフォンやカメラを検出するとPCの画面を自動でブラックアウトさせる機能を追加したことを発表した。

「テレワークサポーター」は利用者のPC上のWebカメラ画像から本人を認証して、在席時間の計測や利用者以外からののぞき込みの検知を行うクラウドサービスだ。対象者以外の人物を検知した場合には、その瞬間のWebカメラの画像とPCのスクリーンショットを自動で保存する。

  • 「テレワークサポーター」のサービスイメージ

テレワークなどオフィス外での勤務が拡大する中、テレワーク定着の妨げになる「情報漏洩対策」を課題として挙げる企業も多い。特にコールセンター事業者や金融業では「画面撮影による情報漏洩の対策」に対する需要が高いとのことだ。

そこで同社は、スマートフォンやカメラを検出するとPCの画面をブラックアウトし、自動で証跡を記録する機能を「テレワークサポーター」に追加した。顔認証だけでは防ぐことができない、スマートフォンやカメラでの撮影による情報漏洩リスクを低減するという。

  • スマートフォンやカメラを検出するとPC画面を自動でブラックアウトする新機能を追加した

「テレワークサポーター」は初期費用2万円と、5ユーザーあたりの年間ライセンス料として12万円から利用可能だ。