NTTドコモは12月13日、スタンドアローン(Stand Alone)方式による5Gサービス(5G SA)を法人向けに全国で提供開始すると発表した。

ドコモはこれまで、4G用のコアネットワーク設備と、5G基地局を用いるNSA(Non-Stand Alone)方式で5Gサービスを提供していたが、新たに5G専用のコアネットワーク設備である5GC(5G-Core)と、5G基地局を組み合わせた「5G SA」を、Sub-6帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯)を用いて提供する。

  • NSAとSAの設備構成の比較イメージ

5GCを利用することで、将来的には「5G SA」の特徴であるネットワークスライシング技術の実現と、モバイルブロードバンドのさらなる高度化を促進し、ネットワーク性能を活かした技術開発やサービスの提供を目指すとしている。

「5G SA」は、専用のデータ通信端末と、ドコモの5Gソリューションおよび、「ドコモオープンイノベーションクラウド」のほか、顧客のシステムなどとダイレクトに接続可能な「アクセスプレミアム」を合わせて提供するとしている。