大林組と古河電工、電動キックボードワイヤレス充電の実証実験

大林組と古河電工は、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを提供するLuupの協力を得て、電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムの実証実験を開始した。

• ワイヤレス充電ポートシステムの概要(同社資料より)

大林組と古河電工が開発した電動キックボードのワイヤレス充電ポートシステムは、地中に設置された送電装置の上に駐機するとキックボードが自動的にワイヤレスで充電されるというスマートなシステムで、充電作業や機体コストの削減などを特長に持つ。再生プラスチックを主原料とする古河電工の樹脂製ケーブルトラフ「グリーントラフ」に収納された送電装置、受信機が活用されており、環境に配慮するとともに施工時の耐衝撃、熱などのリスクがを考慮。金属異物を加熱しにくい電界結合方式と呼ばれる電力伝送方式を採用するなど工夫を凝らしている。実証実験は電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを提供するLuupの協力を得て、来年3月まで東京都清瀬市の大林組技術研究所で行われる。