凸版印刷は12月1日、同社が提供するeラーニングサービス「CoreLearn」で「情報セキュリティ」分野の教材を提供することを発表した。同社は、同教材の利用者として、ITの安全な利活用を推進するマネジメント層を想定している。

  • 「情報セキュリティ」シリーズで提供するコンテンツのイメージ

提供する教材の第1弾は、 国家試験である「情報セキュリティマネジメント試験」に出題されたケーススタディをより実践的な内容として組み込んだ、「情報セキュリティマネジメント試験問題を用いた、 現場で役立つ考え方」の6講座となる。年間利用料は、1ユーザーあたり36,000円となる。

6回の講座では、それぞれ1テーマが設定され、ケーススタディに取り組む。概要把握、 基礎知識、ケーススタディの3つのフェーズに分けて学習を進めることで、本質を学び、 危機に対する意識と考える力を養うことをねらう。 eラーニングのため、自分のペースで学習することが可能だ。

教材の開発は、サイバーセキュリティ人材育成を行う同社のグループ会社Armorisの専門家が担当した。

今後、同社は情報セキュリティシリーズの科目ラインナップを一般社員向けとセキュリティ専門部門向けに拡充し、ITの利活用を行う企業や公共機関のニーズに対応していくという。