アルプスアルパインは11月16日、堺市、エヌ・ティ・ティ・コムウェア、ゼンリン、東京海上日動火災保険、福伸電機と共に「スマートシティに関する新たな移動支援等の構築に向けた連携協定」を締結したことを発表した。
今回の協定締結により、堺市において、参画各社の強みを生かしながら高齢者をはじめとする地域住民へ便利で安全な移動手段の導入検討を行い、地域課題の解決と快適な生活環境の整備、地域活性化を実現する取り組みを推進するという。便利で安全な移動手段の導入に加えて、外出機会の促進や市民サービスの向上を目指す。
今回の協定のもとで堺市は、実証実験のフィールド提供や警察などとの調整、広報活動を実施する。また、アルプスアルパインは障害物検知ユニットなど走行時のモビリティの安全支援に取り組むとしており、エヌ・ティ・ティ・コムウェアは行動変容を促すレコメンドエンジンを活用した外出促進サービスを提供する予定だ。
そのほか、ゼンリンはデジタル地図生成技術を活用した歩道走行の最適地図を構築するという。東京海上日動火災保険は過去の自動車事故データを活用して、未然の事故防止対策や緊急時対応体制を提供する。福伸電機は自社開発のパーソナルモビリティの活用を検討するとともに、安全支援機能の搭載を進めるとのことである。