ヤフーは10月21日、Yahoo! JAPANの検索データをWebブラウザ上で調査および分析可能なツール「DS.INSIGHT」について、一部の機能で分析可能なデータの期間を2年から3年に拡大したことを報告した。これによって、コロナ禍以前のデータとの比較が可能となった。

  • 検索ワードの推移のイメージ

2020年から続くコロナ禍において、Web上での検索ワードをはじめとする行動ビッグデータにも大きな影響が出ている。「コロナ」「ワクチン」などの単語は新型コロナウイルス感染症の流行以前と比較して検索回数が大幅に増加した一方で、「運動会」「ビアガーデン」といった単語の検索回数は大幅に減少しており、平常時の検索データとしては扱いにくくなっている。

検索データは新型コロナウイルスなどの短期的な変化をいち早く定量的に確認できる一方で、季節などに応じて周期性が強くみられるデータも多く、前年の同時期などと比較することでトレンドの変化などを捉えたい場面での活用も考えられる。しかしながら、コロナ禍が長期化し、生活者の検索行動に変化が出始めてから2年が経とうとしており、コロナ禍以前との比較分析が難しくなりつつあった。

こうした背景を受けて同社は、検索ビッグデータに関連する機能において、分析可能なデータの期間を2年から3年に拡大したとのことだ。これによって、「帰省」などといったワードについてもコロナ禍以前との比較が可能になったとしている。

同機能の対象となるのは、「DS.INSIGHT」の基本画面に加えて、共起キーワード、検索ボリュームなどのキーワード比較であり、時系列キーワードおよび上昇キーワードは対象外だ。また、「DS.API」として提供中のSearch Ranking API、Search Volume API、Map Metrics API、Date Options APIにも対応する。