日立システムズは10月7日、プロセスマイニングツール「Celonis Execution Management System」(Celonis EMS)を活用し、顧客のDX推進を支援する「プロセスマイニングによる業務DX支援サービス」を、同日から提供開始することを発表した。
「プロセスマイニングによる業務DX支援サービス」では、同社が取り組んできた販売系プロセスにおける自動化率の向上と業務コストの削減などから得たプロセスマイニングのナレッジをベースに、顧客のニーズやそれぞれの活用シーンに合わせた以下の5つのメニューを用意する。
エンドユーザー向けには、適用可否検証サービス(無償)、スポット業務分析サービス、年間ライセンス導入支援サービス、運用支援サービスとして、「Celonis EMS」の適用可否を無償で検証する作業から、他社が敬 遠しがちなイベントデータの準備作業やシステム刷新時の業務分析作業、年間ライセンスの導入支援作 業、導入後の運用支援まで、顧客のDX推進におけるあらゆるシーンでのプロセスマイニング活用を、日立システムズがワンストップでサポートするという。
また、コンサルティング企業向けには、コンサルティング企業のサービスと組み合わせて顧客の業務効率化やシステム刷新を支援するコンサルティング業務支援サービスを提供する。従来のサービスにデータという事実に基づく業務プロセスの可視化を加えることで、ステークホルダーとの合意形成に有効活用できるとしている。
今後、同社は、本サービスをSAPのS/4HANA移行をはじめする、レガシーシステムの刷新やモダナイゼーションをミッションとして抱えている企業向けに提供することで、2025年度までに40億円の売り上げを目指す。