TIOBE Softwareから、2021年10月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2021年10月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Python 11.27%
2 C 11.16%
3 Java 10.46%
4 C++ 7.50%
5 C# 5.26%
6 Visual Basic 5.24%
7 JavaScript 2.19%
8 SQL 2.17%
9 PHP 2.10%
10 Assembly language 2.06%
11 Classic Visual Basic 1.83%
12 Go 1.28%
13 MATLAB 1.20%
14 R 1.20%
15 Groovy 1.18%
16 Ruby 1.12%
17 Swift 1.11%
18 Fortran 1.08%
19 Perl 0.93%
20 Delphi/Object Pascal 0.93%

2021年10月はTIOBE Softwareがプログラミング言語人気ランキングの集計を始めてから大きな変化を迎える月となった。これまで第1位はC言語かJavaで占められていたが、ついにPythonがC言語とJavaを押し退けてトップに躍り出たのだ。学習のしやすさ、膨大な量のライブラリ、あらゆる領域での普及などが、こうした人気に反映された結果だろうとTIOBE Softwareは分析している。

しばらくはPython、C言語、Javaが1位を競う状況が続く可能性がある。しかし、ここ2年間ほどの傾向としてC言語とJavaは下落傾向、Pythonは増加傾向を続けており、今後数カ月が経過するとPythonが安定して1位を獲得する状況になるかもしれない。