Citrix Systemsは10月5日、クラウドで提供されるZero Trust Network Access(ZTNA)サービスとして、「Citrix Secure Private Access」を発表した。

「Citrix Secure Private Access」は、マネージド、アンマネージド、およびBYODのアプリケーションとデータへのアクセスを保護することで、従業員がどこにいてもセキュリティ、信頼性、生産性が確保された環境で業務が行えるZTNAサービス。クラウドを通じて提供される。新しい適応型認証システムとアクセスポリシーに加え、ウォーターマークの追加、クリップボードへのアクセス防止、キーロガーやマルウェアによるスクリーンキャプチャの阻止、およびブラウザ分離を含むセキュリティコントロール機能を併用する。

IT管理者へのメリットとして、ユーザーへ最小限の権限でアクセスを提供し、業務に使用するデバイスを柔軟に選択できるセキュリティ制御、あらゆるアクセスタイプと作業シナリオをサポート、マルチクラウド環境全体においてあらゆるアプリケーションタイプへの統一したアクセスを維持できるといったことが挙げられる。

これらの機能はネイティブのブラウザを利用したり、あらゆるデバイスのエージェントからアプリケーションへ瞬時にアクセスしたりできる。複数のログイン管理や複数のエンドポイント用エージェントのインストールなどは不要で、使用できるデバイスや場所の制限まで、業務上のさまざまな障害や困難を取り除けるとしている。