米オラクルは9月28日(現地時間)、データベースプラットフォームの最新版「Oracle Exadata X9M」を発表した。同製品には、「Oracle Exadata Database Machine X9M」と、顧客のデータセンターで「Oracle Autonomous Database」を実行するプラットフォーム「Oracle Exadata Cloud@Customer X9M」が含まれる。

  • 「Oracle Exadata X9M」

同製品は、最大27.6M IOPS、19マイクロ秒未満のOLTPレイテンシーを実現している。アナリティクス・アプリケーションを高速化するために、「Exadata X9M」の各ラックは毎秒1TB以上のアナリティクス・スキャン・スループットを提供し、低レベルSQLクエリー、アナリティクス、機械学習アルゴリズムを処理するためにインテリジェント・ストレージ・サーバに最大576 CPUを提供する。

従来世代と比べ、スキャンレートで最大80パーセントの高速化、IOPSを最大87パーセント向上、19マイクロ秒未満のSQL読み取りレイテンシーを実現している。

より高いパフォーマンスを同じ価格で提供することで、従来世代のシステムに比べて最大47%のコストを削減できるとともに、エラスティック・ストレージ・エクスパンションにより、大規模ワークロード向けのインフラストラクチャ・コストを最大45パーセント削減できるという。 「Exadata Cloud@Customer X9M」は、オールフラッシュ・ストレージを利用するAmazon RDSよりも50倍優れたOLTPレイテンシーを、また、オールフラッシュ・ストレージを利用するMicrosoft Azureよりも100倍優れたOLTPレイテンシーを提供するという。また今回、「Oracle Autonomous Database」を「Exadata Cloud@Customer X9M」で利用できるようになった。