Microsoftは次期Windowsとなる「Windows 11」においてハードウェア要件を設けている。最近の要件は仮想環境にも適用されており、基本的にMicrosoftが定める条件をクリアしたハードウェアまたは仮想環境でなければ、Windows 11を実行することはできない。この場合、特に問題となるのはプロセッサだ。性能としては十分に利用できる(とユーザーは感じている)のにWindows 11のハードウェア要件をクリアできないケースだ。ユーザーとしては残念この上ない。しかし、もしかするとこの条件はちょっと緩和されるかもしれない。
The Vergeは9月21日(米国時間)、「Windows 11 won’t stop older PCs, but it might make you sign this waiver - The Verge」において、その変化を伝えている。
The Vergeは、ハードウェア要件を満たしていないPCでWindows 11ベータ版へアップグレードしようとした際、PCの保証が無効になるかもしれないことを受け入れるのであれば作業を継続できるというメッセージが表示されたと説明している。本件について、Microsoftについて詳しい情報を求めたものの、まだ返事は得られていないとも伝えている。
基本的には、ハードウェア要件を満たしていないPCや仮想環境でWindows 11を使うことは推奨されない。アップデートを受け取ることがでいなくなる可能性があり、実用的に使い続けることができるとは言えない。
ただし、この記事が示唆するようにWindows 11をそもそも利用することができないという状況は緩和される可能性がある(その後、まともに使えるかはまた別の話になる点に注意が必要)。Windows 11の一般公開が近づいており、今後どのような対応になっていくのかが注目される。