Microsoftは9月2日(現地時間)、「Visual Studio Code August 2021」において、クロスプラットフォームのコードエディタ「Visual Studio Code」（以下、VSCode）の最新版となるAugust 2021 (バージョン 1.60) のリリースをアナウンスした。Microsoftは、VSCodeを毎月1回継続的にアップデートする方針をとっており、August 2021はその名の通り2021年8月アップデート版となる。

  • Visual Studio Code August 2021 (vetsion 1.60)

    Visual Studio Code August 2021 (vetsion 1.60)

August 2021の主な変更点としては、次の項目が挙げられている。

  • プログラムのコードを貼り付けた際に、プログラミング言語の自動検出が可能になった
  • ブラケットペア（対応する括弧）の高性能なカラー化をネイティブでサポート
  • 設定エディタにおけるコードブロックの構文が強調表示されるようになった
  • ボックス描画とブロック要素の文字の表示がカスタムレンダリングを使用することで改善された
  • デバッグ中の監視ビューで、監視対象の式の値を設定できるようになった
  • ノートブックが改善され、Markdownにおけるセル間のリンクのサポート、大きな出力を処理する際のパフォーマンスの向上などが実現された
  • JavaScriptとTypeScriptにおいて、パラメーター名やタイプなどのインラインヒントが表示できるようになった
  • Python拡張のテスト機能がアップデートされて、テストの検出やナビゲーション、ステータスのサポートなどが向上した

上記のほかにも多数の細かな変更が加えられているほか、さまざまなバグ修正も行われている。変更点に関するより詳細な情報は、公式サイトのドキュメントおよびアップデート時に表示されるリリースノートを参照いただきたい。VSCode August 2021は次のサイトからダウンロードすることができる。