レノボ・ジャパンは8月31日、保守サポート拠点であるNECパーソナルコンピュータ 群馬事業場(群馬県太田市)のオンラインツアーを開催した。
同事業場は、敷地面積が87,805㎡(東京ドームの約2倍)で、パーソナルコンピュータ及び周辺機器の修理事業、カスタマイズ キッティングサービス、アセットマネジメントサービスを提供する。
2002年7月から保守サービス拠点として稼働しており、2016年7月からは全Lenovo製PC製品の修理を開始している。
また、昨年度、販売したGiga School向け製品の稼働開始により、稼働しているPCが大幅増加したため、2020年10月に開設した専用の修理エリアを7月から1.3倍に拡大している。
NEC パーソナルコンピュータ サービス 事業本部 事業本部長 小林大地氏によれば、専用をエリアを設けた理由は、chromebookが多く、修理人材の育成する面で、効率が良かったためだという。今後は、一般PCの人員とのシャッフルも考えているという。
さらに、今年の1月からは、それまで外部委託していたモトローラ製のスマートフォンの修理を開始している。
そのほか、Lenovoカスタマイズサービス用にCFS(カスタムフルフィルメントサービス)Roomを群馬事業所内で2021年2月から稼働させている。
CFSは、グローバル拠点と連携し、自動化作業ツールを含むBestPracticeの共有を推進。個社プロファイル、 OS情報の一元管理へも行うほか、タギング等、物理キッティングの個別要件にも対応する。グローバルで11カ所に展開するという。
レノボ・ジャパン サービスセールス事業部 事業部長 執行役員 上村省吾氏は、CFSが必要な理由について、「テレワークの拡大によりPC周りのサービス需要が増えたというのもあるが、働き方の変化によりいろいろな場所働くことに合わせてプロファイリングし、同じセキュアな環境で仕事がしたいという要望を持っているお客様が多い。そのため、一人ひとりに最適な環境で運用するという手間をコントロールした上で実現していくことが大きなトピックになっている。CFSを使っていくことで、最初にロードしたソフトに付け加えて、細かいプロファイル別のソフトのプリロードを実施し、届けてほしい場所にプロファイルしたPCを届け、なるべくすぐにPCが使える環境を実現したい」と説明した。
なお、CFSのエリアは今年の10月から2倍に拡張されるという。