ビースタイル ホールディングスは8月25日、同社が運営する調査機関「しゅふJOB総研」が「DX(デジタルトランスフォーメーション)と人材」をテーマに、主婦層を対象に実施したアンケート調査の結果を公表した。一部の質問については、国立大学理系学生280人の回答との比較も行っている。

同調査によると、主婦層の回答者の61.2%がDXについて「名前も知らなかった」と回答しているという。また、社会全体でDXを推進すべきかどうかを聞いた質問には、40.7%が「するべきだと思う」と回答した一方で、過半数が「わからない」と回答した。一方、国立大理系学生では89.6%が「推進するべき」と回答している。

  • DXの名前も中身も知っていた人は16.2%にとどまる 資料:しゅふJOB総研

  • 国立大理系学生は約9割がDXを推進すべきと回答した 資料:しゅふJOB総研

また、主婦層のうち24.7%はDX人材になりたいと「思う」と回答し、「思わない」と回答した人の割合よりも高かった。一方で、国立大理系学生の59.3%が「DX人材になりたい」と回答していることから、自身がDX人材になりたいかどうかは、DXを推進する必要性を感じているか否かと関連している可能性が示唆された。

  • 主婦層の4人に1人がDX人材になりたいと回答している 資料:しゅふJOB総研

また、主婦層の9.5%は自身がDX人材になれると「思う」と回答しているが、「思わない」と回答した人が31.9%と大幅に上回っている。なお、主婦層も国立大理系学生も過半数が、自身が「DXになれるかわからない」と回答したことが特徴的だ。

  • 主婦層も国立大理系学生も、過半数が自身がDX人材になれるかわからないと回答 資料:しゅふJOB総研

DX人材を増やすために必要なこととして、「企業にてDX人材育成の研修を促進する」という回答が57.2%と最も多く、次いで、大学など高等教育でDXに関するカリキュラムを増やすと回答した人の割合が多かったとのことだ。

  • 企業や教育課程での育成が必要だという意見が多数 資料:しゅふJOB総研