ブラザー工業は8月20日、中華人民共和国の浙江省寧波市に工作機械のショールームを備えた「ブラザーテクノロジーセンター 寧波(Brother Technology Center Ningbo)」の新設を発表した。

浙江省寧波市では、自動車関連向けを中心とした工作機械需要が高まっている。需要に対応すべく、従来の営業拠点の機能強化も図り、同センターを新設することとなった。同社の中国におけるテクノロジーセンターは、上海市、東莞市、重慶市に続く4か所目となる。

  • ブラザーテクノロジーセンター寧波 ショールーム(完成イメージ)

同センターの延べ床面積は約410平方メートルで、工作機械の展示、顧客への各種ソリューション提案のほか、セミナーの開催などに活用する予定だ。

9月から運用を開始する同センターのショールームエリアは約181平方メートルで、 5台の工作機械のほか、周辺機器やファクトリーオートメーションに関する展示も可能となっている。ショールームの横には、約40人の収容が可能なセミナールームがある。

  • 「ブラザーテクノロジーセンター 寧波」のショールームエントランス(左)とセミナールーム(右)

また、多くの日系企業が事業展開し、工作機械需要が大きい江蘇省無錫市には営業拠点を新設。8月16日から稼働を開始している。

  • 新設された営業拠点「ブラザー無錫事務所」