インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月12日、BLE(Bluetooth Low Energy)センサーを利用してIoTシステムを構築可能な「BLE IoTスターターパッケージ」を提供開始した。ゲートウェイ機器1台あたりの価格は、初期費用が3万3000円、月額費用が715円。

  • 「BLE IoTスターターパッケージ」サービスのイメージ

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新パッケージは、IoTシステムに必要なゲートウェイ機器、ネットワーク、クラウドサービスをワンパッケージにして一括提供し、導入から運用までを同社がサポートするもの。同社が独自開発した専用ゲートウェイアプリケーションにより、さまざまメーカーのBLEセンサー機器をノンプログラミングで利用できるため、ユーザーは手軽に安価なIoTシステムを導入できるとしている。

  • Acty-G3の外観

同パッケージに含むゲートウェイ機器は、Android搭載のCYBERDYNE Omni Networks製「Acty-G3」であり、IPX5の防水機能に加えて、-20~55℃の使用温度に対応するとのこと。なお、eSIM対応の「Acty-G3e」も選択可能。

専用アプリケーションとデータを保存し可視化するクラウドサービス(IoTプラットフォーム)も一括で提供するため、温湿度やCO2濃度などの環境データ収集や位置情報、設備モニタリングなど各種BLEセンサーに対応し、複雑な設定やプログラミングなしで利用できるという。クラウドサービスへのデータ送信は閉域のモバイルネットワークで接続するため、センサーデータの収集やデバイス管理はセキュアな通信環境で利用可能としている。

  • デバイスモニタリングでのグラフ表示のイメージ

  • デバイスモニタリングでの地図表示のイメージ

  • 利用シーン