TISインテックグループのインテックはこのほど、統合ログ管理「LogRevi」にオプション機能として行動管理レポートを追加すると発表し、従業員のシステムログから行動を可視化することで、サービス残業の発見やテレワーク時の作業実績を把握することが可能になるという。

  • 従業員のサービス残業の有無や勤務時間内の適正勤務等の労働実態把握について課題を持つ企業は少なくないという

「LogRevi」は同社が開発した、企業内のさまざまなログを統合管理するセキュリティ製品。ログの統合管理に加え、高速での検索や複数ログ閲覧ビューア、レポーティング機能、アラート機能、マスタ連携機能などに対応している。

今回追加された行動管理レポートは「LogRevi」のオプション機能で、社員のPC操作ログや入退室履歴などから従業員ごとの労働実態が把握できるようになるもの。近年急速に進む業務環境の変化の中で、従業員のサービス残業などの労働実態の把握が課題になっている企業が少なくないという。このような状況において、同サービスの導入によりサービス残業の発見や、テレワーク時の作業実績の把握が容易になるとのこと。

  • 「行動管理レポート」によるログ可視化画面イメージ

「LogRevi」の利用は1ライセンス当たり187万円から。また、行動管理レポートのオプションライセンスは55万円で提供される。別途「LogRevi」の本体ライセンスが必要であり、詳細は要問い合わせ。

同社は今後の展望として、テレワークやサテライトオフィスなど、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方が普遍化していく環境で、企業が今後直面する可能性のあるサイバー攻撃や情報漏洩、不正行為などのセキュリティ対策や、労務管理といった課題の解決に取り組んでいくとしている。