ソフトバンクは5月10日、AI(人工知能)やIoTを活用した水の再生処理技術を持つWOTA(ウォータ)と、資本・業務提携をしたと発表した。

同提携によりソフトバンクはWOTAと協力して、水道管や水処理施設などの水道インフラの維持が困難な過疎地域などにおいて、水道インフラから独立した分散型の新たな水供給システムで各家庭や施設に水を供給する仕組みの構築に向けて取り組む。また同日より、WOTAの水循環型ポータブル手洗い機「WOSH(ウォッシュ)」の販売を開始する。

  • ソフトバンクが販売を開始する「WOSH」のイメージ

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WOTAは、濁度やpH(水素イオン指数)などのさまざまな水質項目を計測する水処理IoTセンサーと、センサーから取得したデータに応じて水の再生処理プロセスを自律的に制御するAIのアルゴリズムにより、水道がない場所でも安全な水を繰り返し供給できる技術を保有している。

水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」は、水道のないところにも設置可能で、街全体の公衆衛生対策として2020年7月に販売が開始された。医療・介護施設や飲食店、商業施設、交通機関などでの導入が進んでいるという。

ソフトバンクは今後、水道インフラの敷設が物理的に困難な島しょ部や、自前の水道管の維持に課題を抱える民間のリゾート施設などにも、この仕組みを納入することを目指す方針だ。