ユニアデックス、日本ユニシス・エクセリューションズ、TERMINALQの3社は4月19日、中堅・中小製造業のDX推進支援を目的に協業すると発表した。
3社協業により、製造現場の課題解決に活用できるDX/IoTソリューションを安価に提供することで、DX推進による業務改善、業績向上を目指す中堅・中小製造業を支援するとしている。
ユニアデックスは、帳票や紙図面を電子化する「AFER(エイファ)」や通信装置付きのセンサーを使用し、作業工程を可視化して作業効率を向上させる「工程可視化」ソリューションを提供、日本ユニシス・エクセリューションズは、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」を提供している。TERMINALQは、見積依頼の図面送信や見積回答、企業マッチングが行える「TerminalQ」を提供している。
協業では、第一弾として、3社の製造業向けソリューションを相互連携させて、製造業の多くが課題とする、帳票や図面などの紙媒体の電子化、生産状況の可視化、煩雑な見積作業や新規取引先の開拓、に対応するソリューションの提供を開始する。あわせて、3D図面を使った商談についても対応準備を開始した。
連携により、見積や製造作業の記録と実績を収集・集約し比較検証までソリューション側で自動的に実行するため、現場の労力や負荷を気にせず作業に専念できるようになるという。
今後3社は、今回のソリューション相互連携を皮切りに機能の拡張や新機能の共同開発をめ、将来的には「中堅・中小製造業向けプラットフォーム」の構築を目指すという。