TIOBE Softwareから、2021年4月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2021年4月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 C 14.32%
2 Java 11.23%
3 Python 11.03%
4 C++ 7.14%
5 C# 4.91%
6 Visual Basic 4.55%
7 JavaScript 2.44%
8 Assembly language 2.32%
9 PHP 1.84%
10 SQL 1.83%
11 Classic Visual Basic 1.54%
12 Delphi/Object Pascal 1.47%
13 Ruby 1.23%
14 Go 1.22%
15 Swift 1.19%
16 R 1.12%
17 Groovy 1.04%
18 Perl 0.99%
19 MATLAB 0.99%
20 Fortran 0.91%
  • 4月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    4月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 4月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    4月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは2021年4月のインデックスで、プログラミング言語「Objective-C」がトップ20から消えていったと説明した。Fortranのように一旦トップ20から外れても10年以上経って再びトップ20に入るプログラミング言語もあることから、Objective-Cもトップ20に戻ってくる可能性はあるだろうとしつつも、短期的にはしばらく戻ってこないだろうという見解を述べている。

Objective-CはiPhoneアプリの開発用プログラミング言語として焦点が当たるようになるとブームになりはじめ、トップ20で順調にシェアを伸ばしていった。しかし、AppleがObjective-Cに代わるプログラミング言語としてSwiftを発表したことで下落に転向。Swiftの登場から7年でトップ20から下落したことになる。