Microsoftは米国時間2021年3月23日、Web版Microsoft Word(以下、Word)にPowerPointプレゼンテーションへ変換する機能を実装したことを、公式ブログを通じて明らかにした。本稿執筆時点でサポート言語は英語のみで日本語環境では使用できない。また、画像や動画といったメディアコンテンツもサポート対象外だが、変換後は独自のメディアコンテンツを追加できる。
Microsoftの説明によれば、Word文書からPowerPointプレゼンテーションへの変換は、コンテンツから適切なデザインを提案する「PowerPointデザイナー」と同様にAI(人工知能)を用いており、Word文書内のセクションヘッダー単位でスライドを作成。変換したPowerPointプレゼンテーションはOneDrive(およびOneDrive for Business)のルートフォルダーに格納する。
近年Microsoftはデスクトップ版のMicrosoft 365 Appsと平行し、Web版Microsoft 365 Appsの機能強化に注力してきた。本機能のように、デスクトップ版よりもWeb版を優先して機能実装するケースも散見される。