弁護士ドットコムとSBテクノロジーは3月24日、日本マイクロソフトが提供するコミュニケーションツール「Microsoft Teams」と弁護士ドットコムが提供するクラウド契約サービス「クラウドサイン」を連携する「クラウドサイン for Microsoft Teams」を共同開発したと発表した。価格は月額1万円からで4月26日より提供を開始する。両社は日本マイクロソフトと連携しながら、エンタープライズ企業を中心に1年で100社への導入を目指す。

  • 「クラウドサイン for Microsoft Teams」契約締結画面

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同サービスにより、Microsoft Teams上で契約内容の調整や確認をした後、クラウドサインによる契約書の送信ができるようになる。契約締結完了・却下のステータスはMicrosoft Teamsチャットへ通知され、締結済の契約書はMicrosoft Teamsのドキュメント共有・管理ツール「Microsoft SharePoint」へ自動的に取り込まれる。契約情報の一元管理が可能だ。

  • 「クラウドサイン for Microsoft Teams」サービスイメージ

さらに、機密データの管理ソリューション「Microsoft 365 E5 Compliance」と組み合わせると、Microsoft SharePointに格納した契約締結済のファイルのダウンロードやUSBメモリによる持ち出し、印刷などの制御が可能になる。Microsoft Teams上での契約書ファイルのコピー&ペーストも制御可能だ。

販売はSBテクノロジーおよびクラウドサインが行う。両社は日本マイクロソフトと連携して、相互イベント登壇や共同の展示会出展をはじめとしたマーケティング活動を実施していく方針だ。