Q-Successから2021年3月のWebサイト向けCMS (Content Management System)のシェアが発表された。2021年3月はCMSを使っていないサイトの割合が減り、CMSを使っているサイトの割合が増えた。

その内訳はWordPressとOpenChartがシェアを増やし、Joomlaがシェアを減らしたといった状況だ。WordPressのシェアは4割を超えており、世界中のWebサイトの5つのうち2つはWordPressを使っているという状況になっている。

2位のShopifyも増加傾向を続けているが、これと比べてもWordPressの増加率は大きく、CMSとして強い影響力を持つ立場にある。この1年間でCMSを使っていないサイトの減少がそのままWordPressのシェアの増加に転じているような動きを見せており、今後も同様の傾向が続くものと見られる。

  • 2021年3月Webサイト向けCMSシェア/円グラフ

    2021年3月Webサイト向けCMSシェア/円グラフ

  • 2021年3月Webサイト向けCMSシェア/棒グラフ

    2021年3月Webサイト向けCMSシェア/棒グラフ

  • Webサイト向けCMSシェア推移グラフ - 資料: Q-Success提供

    Webサイト向けCMSシェア推移グラフ 資料: Q-Success

順位 CMS 今月のシェア 先月のシェア 推移
1 None 37.3% 37.8%
2 WordPress 40.4% 39.9%
3 Shopify 3.3% 3.3%
4 Joomla 2.1% 2.2%
5 Squarespace 1.6% 1.6%
6 Wix 1.5% 1.5%
7 Drupal 1.5% 1.5%
8 Bitrix 1.0% 1.0%
9 Blogger 1.0% 1.0%
10 Magento 0.7% 0.7%
11 OpenCart 0.7% 0.6%
12 PrestaShop 0.5% 0.5%
13 Weebly 0.3% 0.3%
14 TYPO3 0.3% 0.3%
15 Bigcommerce 0.3% 0.3%
16 Webflow 0.3% 0.3%
17 Adobe Dreamweaver 0.2% 0.2%
18 GoDaddy Website Builder 0.2% 0.2%
19 Tilda 0.2% 0.2%
20 DataLife Engine 0.2% 0.2%

Q-Successは、上位1000万のWebサイト(2013年6月までの上位100万)を調査対象としており、Alexaによって提供されたWebサイトの人気ランキングの3カ月の平均順位を用いている。