米Googleは3月1日(現地時間)、ニューノーマル時代の働き方に向けた「Google Workspace」の新機能や新ツールを発表した。

Gartnerが企業の人事・総務責任者を対象に行った調査によると、90%がCOVID-19ワクチンの接種が進んだ後も、少なくとも一部の時間は従業員にリモートワークを認める計画であると回答した。在宅勤務とオフィス内勤務を組み合わせたハイブリッド型の働き方が幅広い業種で通常になる。そうした環境では、対面とリモートのギャップを埋め、働く場所、役割、経験レベル、言語、使用するデバイスの違いに左右されずに従業員が能力を発揮できるコラボレーションの公平性が求められる。GoogleアシスタントのWorkspace対応の正式提供、新しいタイムマネジメント機能、ロケーションインジケータ、Meetのセカンドスクリーン体験、フロントラインワーカー向けの「Google Workspace Frontline」など、Workspaceのアップデートは、ハイブリッドな働き方において、平等なコラボレーション、時間の有効活用、業務効率の向上をサポートするものとなっている。

  • GoogleアシスタントのWorkspace対応が正式提供に

    Googleアシスタントでチームミーティングの予定を変更

「今日の予定は?」「次の会議の予定を明日に変更して、会議が明日になったことを参加者に伝えて」など、WorkspaceにおいてGoogleアシスタントは"検索とアシスタント"機能と共に、外出先や在宅勤務で業務に関連する作業を効率化してくれる。正式提供はまず英語から始まり、NestスマートスピーカーやNestスマートディスプレイでは引き続きベータ提供が継続される。

場所を問わずコラボレーションできるのがリモートのメリットだが、場所によっては時差が生じることも。そうしたタイムゾーンの違いの影響を避けて効率的にコラボレーションできるように、カレンダー、Meet、チャット、GmailなどWorkspaceのサービスを通じてロケーションに基づいた勤務時間の共有を実現する。

作業に集中したい時でもリモート環境では状況に関係なく通知が飛び込んでくる。そこで「フォーカスタイム」という新しいイベントを設けた。作業を中断させる通知を制限して、作業に集中できる時間を作れる。さらに時間の使い方を視覚化する「Time Insights」というタイムマネジメント・ツールを提供する。優先すべき作業に時間を割り当てられているか、会議に時間を費やしすぎていないか、ワークライフバランスが保たれているか、従業員が自身の時間の使い方を確認できる。同機能は従業員のみがアクセスでき、マネージャーには表示されない。

Meetのセカンドスクリーン体験は、複数のデバイスで会議にログインできるようにし、例えば会議室のMeetハードウェアや自宅のNest Hub Maxでミーティングをホストしながら、同時にノートPCでチャットや調査、Q&Aに対応するということを可能にする。スマートフォン向けには、スプリットスクリーンやピクチャインピクチャのサポートに加えて、限られた画面で参加者を効果的に表示できるタイルビューを採用する。

より多くのユーザーのコラボレーションを促すために「Google Workspace Essentials」にカレンダー、チャット、Jamboardを追加した。さらにフロントラインワーカー向けのカスタムソリューションとして数週間中にGoogle Workspace Frontlineの提供を開始する。ビジネス向けのサポート、最新のエンドポイント管理といったセキュリティと共に、Gmailやチャット、ドライブなどWorkspaceのアプリを提供、オフィス勤務や在宅勤務のチームとフロントラインワーカーを結ぶ。