Adobeは12月8日(米国時間)、「Release Notes Flash Player 32 AIR 32」において同日に最後のFlash Playerをリリースすると伝えた(ただし、中国本土は除く)。Adobeは2020年12月31日(米国時間)をもってFlash Playerのサポートを終了するとしており、2021年1月12日以降はFlash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロックすると説明している。

  • Release Notes Flash Player 32 AIR 32

    Release Notes Flash Player 32 AIR 32

Adobeは、Flash Playerのサポート終了後、直ちにFlash Playerをアンインストールしてほしいと呼びかけている。なぜアンインストールする必要があるのか、アンインストールするにはどのような作業を行えばよいのかについては次のページにまとまっている。

主要WebブラウザベンダーはFlash Playerの排除へ向けた取り組みを段階的に進めてきた。Flash PlayerはWebブラウザでインタラクティブ性の高いリッチコンテンツを制作する上で重要な役割を果たしたが、脆弱性の発見が相次いだほか、Webブラウザをクラッシュさせる原因として問題視されるようになった。

現在は、標準化されたWeb技術を使うことでFlash Playerが実現してきたリッチコンテンツを実現できるようになっており、Flash技術ではなくWeb技術を使うことが推奨されている。