全日本空輸(ANA)とJR九州は10月21日、MaaS(Mobility as a Service)分野におけるより利便性の高いサービス提供に向けて「ANA 空港アクセスナビ」と「JR 九州インターネット列車予約」の連携を開始した。

  • ANA 空港アクセスナビからの利用のイメージ

    ANA 空港アクセスナビからの利用のイメージ

これまで別々に予約をする必要のあった2つのサービスをシステム連携することで、シームレスに航空券予約から、新幹線や特急列車の予約・決済まで可能となる(例:東京から久留米までの移動の場合、福岡空港までの航空便利用と博多から久留米までの新幹線チケット購入が、最適な経路検索に基づき、シームレスに予約・決済可能)。

両社は、2019年から国内外へ九州の魅力の発信や訪日外国人向け鉄道周遊きっぷの機内販売など、情報発信と訪日外国人誘客などを重点的に取り組んでいる。また、宮交ホールディングスなどとともに「宮崎県における MaaS実証実験」も11月からのスタート予定で進めており、宮崎市および日南市などにおける観光需要創造にも貢献していく。

対象者はANA航空券の予約者。航空券予約からの流れとして(1)ANAウェブサイトまたはANAアプリからANAの航空券を予約、(2)ANAウェブサイト「予約詳細画面」またはANAアプリ「My Booking 画面」から「空港アクセスナビ」を選択、(3)JR九州の九州新幹線または在来線特急を含む経路が検索された場合にチケット購入ボタンが表示され、チケット購入ボタンを押すとJR九州ネット予約サイトへ遷移し、チケットを予約購入、(4)購入後に完了メールを送信、(5)JR九州駅のみどりの窓口、または指定席券売機で、きっぷとの引き換えが可能となっている。