シネックスジャパンは10月21日、データストレージ及びデータ管理ソリューションを手掛ける米Seagate Technologyの大容量エンタープライズストレージシステムを、シネックスジャパンが蓄積しているノウハウを基に、組み込み及び検査出荷の上で販売すると発表した。

  • データセンターにおける使用イメージ

具体的には、Seagate Technologyの日本法人である日本シーゲイトが7月28日に発表した「Seagate Exosシステム」と「Seagate Nytroシステム」を、シネックスジャパンが11月2日に受注開始する。

シネックスジャパンと日本シーゲイトは、国内エンタープライズ・データストレージ市場(ドライブ)で従来から協業関係にあるが、高い信頼性と性能に加えコストパフォーマンスに優れたストレージシステムを求める主にSMB(中堅・中小企業)市場の顧客に対して、今回の新システムについても両社から提案を行う。

大容量データを扱う業界向けにストレージシステムの多くの導入経験を持つというシネックスジャパンは、日本シーゲイトの国内市場におけるさらなる販路拡大と導入実績増加を全面支援するとしている。販売にあたっては、同社倉庫でのストレージのハードウェア組み込みから検査まで、ワンストップでの出荷を行う。

今回発表したシネックスジャパンからの高品質・大容量ストレージシステム提供は、昨今、特にSMBやデータセンターで求められる、大容量データを扱うIoT(モノのインターネット)/5G(第5世代移動通信システム)を起因とするAI(人工知能)データ処理・ビッグデータ分析や映像配信、サーベイランスなどの需要急増および、これらのシステムの同社国内導入実績を背景としている。

今回の販売開始により同社のチャネルパートナーは、昨今社会を支えるインフラとしての重要性が高まる法人、特にSMB市場において、急増する大容量データ収集・保管需要を持つ組織に対し、高いコストパフォーマンスを持つというストレージの提案が可能になるとのことだ。