オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは8月18日(米国時間)、「A Look at the Current 2020 Hard Drive Failure Rates」において、2020年第2四半期における同社で使用しているハードディスクの故障統計データを発表した。数が少ないハードディスクモデルは統計データからは外されており、今回は13万9,867台のハードディスクが対象となっている。
2020年第2四半期は、次の3つのモデルが1台も故障せず故障率0%だった。
- HGST HUH728080ALE600 (8TB)
- Seagate ST6000DX000 (6TB)
- 東芝 MD04ABA400V (4TB)
一方、次の2つのモデルは、他のハードディスクと比べて高い故障率を示している。
- Seagate ST16000NM001G (16TB) - 6.72%
- Seagate ST12000NM001G (12TB) - 2.12%
ただし、Seagate ST16000NM001G (16TB)に関しては使用している台数が少ないため1台の故障が高い故障率として出てしまった可能性が考えられる。
Backblazeはメーカ別の観点からハードディスクの故障率を四半期ごとに集計してグラフにまとめている。次のグラフは1つ目が四半期ごとの故障率をまとめたもの、2つ目が故障率のデータを累積していったグラフとなっている。
HGSTのハードディスクが低い故障率を示している。Seagateは比較的高い故障率を示しているが、最近故障率の改善が観測されている。東芝はハードディスクの故障率に波が観測されているが、今後はもっと落ち着いた結果が得られるようなると考えられている。