Microsoftは9月30日(米国時間)、Windows Insider ProgramのDevチャンネル向けに「Windows 10 Insider Preview Build 20226」をリリースした。公式ブログのエントリ「Announcing Windows 10 Insider Preview Build 20226|Windows Insider Blog」で詳細が伝えられている。Build 20226には多くの変更や新機能が含まれているが、ストレージのハードウェア異常を検出するヘルスモニタリング機能はその目玉と言えるだろう。

この新しいストレージヘルスモニタリング機能は、NVMe SSDのハードウェアの状態を監視し、異常を検出したらユーザーに通知する。ユーザーは、この通知をクリックするか、または設定アプリで[設定]→[システム]→[ストレージ]→[ディスクとボリュームの管理]→[プロパティ]と進んでストレージドライブのプロパティページに移動すれば、検出された異常の詳細を確認できるという。

  • ストレージヘルスモニタリング機能でハードウェア異常を検出できる

    ストレージヘルスモニタリング機能でハードウェア異常を検出できる

ストレージのモニタリングについては、サードパーティからもさまざま多くのツールが提供されているが、Windowsに標準搭載されることになれば、ユーザーのデータの安全性はより高まると考えられる。

Build 20226におけるその他の主な変更点としては、以下が挙げられる。

  • デバイス間でのテーマの同期を停止する変更の一貫として、[設定の同期]のオプションから[テーマ]の項目を削除。
  • メモ帳ウィンドウにおいて更新を保持して再起動する機能を再度有効化。
  • Microsoft EdgeからPWA(Progressive Web Apps)をインストールした場合に、タスクマネージャーで[アプリケーション]の下に正しく表示するようになった。
  • [設定]のDNSオプションで、静的IPを入力する場合の静的DNSエントリを必須にし、代わりにゲートウェイを必須ではなくした。

Build 20226はWindows Insider Programに参加しているユーザー向けにテスト目的で配布される。更新オプションでDevチャンネルを選択しているユーザーは、Windows Updateを利用してアップデートを適用することができる。