Visual Studioエンジニアリングチームは9月14日(米国時間)、「C++ in Visual Studio Code reaches version 1.0!|C++ Team Blog」において、Visal Studio Code(以下、VSCode)のC/C++拡張機能のバージョン1.0がリリースされたことを伝えた。C/C++拡張機能は、VSCodeでC言語やC++によるアプリケーション開発を可能にする、コード補完やデバッグ機能を備えたアドオンである。これまではプレビュー扱いで提供されていたが、今回初めてバージョン1.0として一般リリースされた。
C/C++拡張機能では、IntelliSenseによるスマートコード補完やコードナビゲーション、リファクタリングのサポート、コードフォーマッター、セマンティックに応じたコードのカラー表示、高度なデバッガーなど、C/C++アプリケーション開発に必要となるさまざまな機能が提供される。
バージョン1.0で追加・拡張された主な機能としては、次のようなものが挙げられる。
- ARMおよびARM64版のLinuxのサポート
- IntelliSenseの設定を手助けするビデオチュートリアルの公開
- カスタマイズ可能なコードフォーマット
- パフォーマンスを含む無数の品質問題の解消
さらに、バージョン1.0のリリースと合わせて、リモート開発拡張やGitHub統合、CMakeツールなどといった各種開発支援ツールをセットにした「C/C++ Extension Pack」の提供も開始されている。C/C++ Extension Packには次のような拡張機能がバンドルされている。
- C/C++
- C/C++ Themes
- CMake
- CMake Tools
- Remote Development Extension Pack
- GitHub Pull Requests and Issues
- Visual Studio Codespaces
- LiveShare Extension Pack
- Doxygen Documentation Generator
- Better C++ Syntax
C/C++アプリケーション開発に必要となる一通りの機能は、この拡張パックによって手にすることができるだろう。C/C++拡張機能はプレビュー版の時点ですでに実用レベルに達していたが、この度晴れてバージョン1.0に到達したことで、より安心して実戦に導入できるようになったと言える。