東芝インフラシステムズは7月20日、AIでメーターの検針値を読み取ることで、ビル・施設の設備点検・検針業務を軽減し、作業ミスや人手不足解消に貢献する「メーター読取支援サービス」のiPhone版の提供を開始すると発表した。

同社はすでに、現場作業員の点検・検針・巡回業務にタブレット端末を活用する設備点検支援クラウドサービス「Sharepo」のオプションとして、タブレット端末のカメラで電気、ガス、水道メーターを撮影するとAIが自動で数値を読み取り、数値とメーターの写真を同時に検針帳票へ記録するサービスを提供しているが、今回、新たにiPhoneにも対応するサービスの提供を開始する。

  • iPhone版 メーター読み取り支援サービス

また新機能として、「タイマー機能」「傾き補正機能」「メーターの自動枠検知機能」が実装され、片手で作業しなければならない程の狭い場所や手の届かない高い場所でもメーターの数値を読み取りやすくなり、データ入力作業や入力ミス、再検針作業の削減や異常値の早期発見につながるとしている。

動作環境は、デバイスがiPhone7以降、iPad Pro(第二世代、第三世代)で、OSが iOS バージョン11.4 以上。

利用手順は以下の通り。
1. QRコード読み取り
2. メーターをiPhoneで撮影
3. 数値を確認・登録
4. AIが帳票に自動入力

  • 利用手順