NECは7月7日、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを強化すると発表した。
具体的には、コンサルテーション体制の強化、DXオファリングメニューの整備を行い、「NEC デジタルプラットフォーム」の提供を7月から開始する。
コンサルテーション体制の強化では、デジタルシフトのあり方やロードマップなどのDX戦略について、メニューやメソッドを整備し、戦略コンサルタントやビジネスデザイナーによる専門家チームで支援するという。
また、ビジネスデザイナーによる「フューチャークリエーションデザイン」を整備し、社会やお客様の抽象的課題の定義から、具体的なプロトタイプによる検証まで行うことで迅速なデジタルシフトにつなげるという。
DXオファリングメニューの整備では、NEC全社の知見を集結した価値提供モデルを「DXオファリングメニュー」として整備。DX戦略・構想策定から業種別ビジネス、人財育成までをカバーするという。
「NEC デジタルプラットフォーム」では、DXに必要な生体認証・映像、AI、セキュリティ技術などを統合したプラットフォーム「NECデジタルプラットフォーム」を先行的に日本では4月から提供しているが、グローバルでも北米で7月から順次提供開始するという。
日本・アメリカ・インドの3カ国でのサポート体制を構築することで、グローバルなビジネス展開を可能とするとともに、データ機能を強化。生体認証・映像分析などで使用するデータの準備と活用・分析プロセスを統合し、データの見える化や分析シミュレーションを行い、新サービス創造、意思決定の迅速化、オペレーションの最適化を実現するという。