Android Police Teamは7月3日(米国時間)、「Chrome for Android is finally going 64-bit, giving it a speed boost in benchmarks」において、Android 10以降を使用しているスマートフォンにおいて、Google Chrome 84以降は自動的に64ビット版が使われるようになると伝えた。

本稿執筆時点ではAndroid版Chromeのバージョン83と84は32ビット版が動作しているが、バージョン85と86は64ビット版が動作しているという。

Android Police Teamは記事の中で、Octane 2.0ベンチマークの多くで64ビット版Chromeのほうが32ビット版Chromeよりも優れた結果を示したと指摘。32ビット版から64ビット版に変わった以外にほかの改善がベンチマークの影響を与えた可能性も言及しつつ、64ビット版に移行することに期待を寄せている。

GoogleはAndroid 5.0 Lollipopから64ビット版アプリのサポートを始めた。Google Chromeは長らく32ビット版のままだったが、今後は新しいプラットフォームから徐々に64ビット版へ切り替わっていくことになる。