ドローンの販売・産業ソリューションを展開するSkyLink Japanは7月3日、ドローンで取得されたデータを分析するプラットフォームなどを開発するベルギーのSITEMARKと業務提携し、AIによる太陽光パネル診断ソリューションの提供を開始すると発表した。

現在、太陽光発電の買取価格などは減少傾向にあるものの、設備の新設市場は2018年度より対前年比で伸長しているという。また、2017年に施行された改正FIT法(再生可能エネルギー特別措置法)により太陽光発電の適切な運用・保守が義務付けられ、太陽光パネルの保守サービスは、今後さらなる効率化・省力化が求められている。

  • AIによる太陽光パネル診断ソリューション

同サービスはクラウド上に、太陽光パネルをドローンなどで撮影した可視光線画像や赤外線画像データをレイヤー構造で蓄積、また経年変化を観察できるよう時系列でも取り扱え、広大な施設でも一元管理が可能だという。

また、パネルの異常箇所であるホットスポットなどをAIによる診断で抽出し、異常の原因、深刻度、発電量の損失などをブラウザ上で閲覧することができる。

参考価格は、6MWのサイト点検で1回あたり48万円(税別)となっており、サイトの立地条件などにより価格変動があるとのこと。