羽田未来総合研究所(羽田未来総研)とエヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)は6月12日、Withコロナ/Afterコロナを踏まえた地域活性化・インバウンドビジネスに重点を置き、リアルとバーチャルを連携した新たなマーケティング手法の確立及び、デジタルマーケティング分野における今後のサービスモデルの創出を目指し、共同実験を開始すると発表した。
今回の共同実験では、2020年6月に東京の原宿にオープンした商業施設である「WITH HARAJUKU」(ウィズ原宿)内に、リアル店舗とバーチャル技術を融合させた「HARAJU Cross JMC_est」を開業する。
店舗内IoT(モノのインターネット)、タブレット、デジタルサイネージ、スマートフォンアプリなどの各種デジタルソリューションを使用して嗜好・行動・購買動向を分析し、パーソナライズド・マーケティングの高度化を目指すという。
また、共同実験の検証を羽田空港のサービス・リテール分野のCX(顧客体験)向上にも反映していく予定とのこと。
同実験における羽田未来総合研究所の役割は、日本全国各地に眠っている優れた技術・逸品・食材を発掘し、編集・ブランディング(磨き上げ)、発信していくという同社が、「JAPAN MASTERY COLLECTIONest」(JMCest)をHARAJU Crossで展開する。
JMC_estブランドは、訪日外国人観光客や日本の次世代に「自らの言葉で日本の素晴らしさ、魅力を語っていただきたい」という想いから生まれたという。
全国各地より選りすぐった、ポテンシャルの高い次世代アーティスト達の作品が並ぶというセレクト型JAPAN SHOPとしての物販と、「二十四節気」をテーマに薬膳料理の基礎である陰陽五行の食材を用いた食事・スイーツを提供するカフェ・バーを運営する。なお、ビーガン対応のメニューも用意するとのこと。
NTTアドは、同社が所有するショールーミングスペースである「HARAJU Cross」を使用して共同実験を展開する。
また、店舗内IoT、タブレット、デジタルサイネージ、スマホアプリなどNTTグループの各種デジタルソリューションを利用して嗜好・行動・購買動向を分析し、パーソナライズド・マーケティングの高度化を担当するという。