Microsoftで中東およびアフリカ向けのOpen Source Leadを務めるAdir Ron氏は5月11日(米国時間)、「Adir Ron posted on LinkedIn」に投稿したインフォグラフィックにおいて、Microsoft AzureにおけるVMコアの半数以上でLinuxが使われていると伝えた。投函されたインフォグラフィックは、Microsoft AzureにおいてLinuxが重要なポジションにあることを示している。

インフォグラフィックに掲載されている主な注目点は次のとおり。

  • Azure Marketplace Imagesの60%以上がLinuxベースのイメージで占められている
  • Microsoftの顧客トップ100がMicrosoft AzureでLinuxワークロードをデプロイしている
  • VMコアの50%以上がMicrosoft AzureでLinuxを実行している
  • Azure向けの調整されたカーネルは25%高速なネットワークスループットを実現する
  • Microsoftはすべての主要Linuxディストーションをサポートしている(Red Hat、SUSE、Ubuntu、Oracle Linux、Debian、CentOS、CoreOS、OpenSUSE)
  • MicrosoftはFreeBSDをサポートしている
  • Microsoft AzureはAzure Kubernetes ServiceとAzure Red Hat OpenShiftという2つのKubernetesオーケストレーションサービスをサポートしている
  • Microsoft AzureにはLinuxベースのハイパフォーマンスコンピューティングや人工知能ワークロードのニーズをサポートする拡張機能を持っている
  • Microsoft Corporation

    Adir Ron posted on LinkedIn

Microsoftは以前からMicrosoft Azureにおけるオープンソース・ソフトウェアのサポートに取り組んできた。2020年5月の末に公開が予定されているWindows 10の次期フィーチャーアップデート版にはLinuxバイナリを実行するための新しい技術「WSL2」の搭載が予定されているなど、MicrosoftはLinuxに関連した機能やサービスの強化を継続している。