2020年4月に提供が開始されたWindows 10向けのWindows Updateを適用したユーザーからブルースクリーンの発生やデバイスが使えなくなったといった不具合報告が出てきている。特にKB4549951を適用したことで問題が発生するようになったと指摘している投稿が多い。
不具合の報告は「Cumulative updates - April 14 2020 - Microsoft Community」のユーザーからの投稿で確認できる。
本稿執筆時点で、投稿されているコメントから不具合の傾向をまとめると次のとおり。
- ブルースクリーン(BSoD)が発生するようになった
- アクティベーションエラーが表示されるようになった
- PCが起動しなくなった
- キーボードが使えなくなった
- Wi-Fiが使えなくなった
- Bluetoothが使えなくなった
- Bluetoothがデバイスマネージャに表示されなくなり、使用できなくなった
- Bluetooth周辺機器に問題が発生するようになった
- Bluetooth接続がランダムに切れるようになった
- サウンドカードが認識されなくなった
- インターネットに接続できなくなった
- Wi-Fiの通信速度がきわめて遅くなった
- Outlook 2016が壊れた
- システムのデフォルトユーザーアカウントを見つけられなくなった
- 複数のファイルが削除されていた
- そもそもアップデートを適用することができない
Microsoftが「Cumulative updates - April 14 2020 - Microsoft Community」に記載している内容を見る限り、Microsoftはまだこの問題を認識していないか、Windows Updateが原因となる問題ではないと認識しているか、または現在調査を行っている可能性がある。
2019年後半辺りから、Microsoftはアップデートによって不具合を引き起こすケースを何度か経験している。デバイスドライバとの兼ね合いなど、原因はさまざま。脆弱性に対する修正である場合はアップデートを適用することが望まれるが、このように、時折問題の発生が報告されており注意が必要。
2020年4月のWindows Updateの適用によって問題が発生するようになった場合、同様の状況が発生している可能性があり注意が必要。Microsoftからの情報に注目するとともに、解決策やアップデートが提供された場合は慎重に対処することが望まれる。