Microsoftは3月2日(米国時間)、「Announcing Universal Print: a cloud-based print solution - Microsoft Tech Community - 1204775」において、クラウドベースの印刷インフラストラクチャ技術「Universal Print」のプライベートプレビューを発表した。
Universal Printに対応したプリンタを導入すれば、クライアント側にプリンタドライバをインストールすることなくクラウド経由での印刷ができるようになるとされている。
クラウドプラットフォームやクラウドアプリケーションの普及によって、クライアント側に環境をセットアップすることなく簡単にシステムを利用できるようになった。しかし、プリンタに接続して印刷を行うには、依然としてWindows Serverをセットアップしてプリンタサーバを構築するとともに、クライアント側に専用のドライバをインストールするなどの作業が必要という状況がある。
「Universal Print」はこうしたセットアップを不要にする技術。Universal Printに対応するプリンタであれば、プリンタ側のセットアップを行うことで、クライアント側から簡単に対象のプリンタを使った印刷が可能になるとされている。Microsoftは現在、Canonと共同で対応プリンタの開発を進めていると説明している。
Universal Printに対応していない従来のプリンタであっても、Universal PrintプロクシアプリケーションをセットアップしたPCに接続すれば、Universal Printに対応したプリンタのように振る舞わせることもできるという。