MMD研究所は2月26日、グルメ・美容・ファッションのいずれかのサブスクリプションサービス契約者を対象に実施した「2020年2月 サブスクリプションサービス利用動向調査」の結果を発表した。
この調査は、スマートフォンを所有する15歳~69歳の男女8,381人を対象に事前調査を行い抽出した、グルメ・美容・ファッションのいずれかのサブスクリプションサービスを有料契約している134人を対象に、2019年12月16日~2020年1月5日の期間に行ったもの。
契約経験があるサブスクリプションサービスをジャンル別に聞いたところ、「動画サービス」が33.6%、「音楽サービス」が23.9%、「書籍サービス」が13.6%であった。
サブスクリプションサービスについて月額どのぐらいなら有料契約を検討するかを聞いたところ、いずれのサービスも50%以上が「いくらでも有料契約はしない」となった。
契約時に重要視することのトップは「価格」で60.5%、次に「商品の豊富さ」は48.0%、「お得さ」と「使いやすさ」は29.3%となった。継続利用時に重要視することの1位は「価格」で57.6%、次に、「商品の豊富さ」は41.4%、「使いやすさ」は23.5%であった。
有料契約のきっかけについては、「テレビや雑誌等で見かけて良いと思ったから」が1位で、次いで「知り合いからの口コミ、」「サービスが良さそうだから」と続く。
解約を考えたことがあるかという質問には「解約を考えたことがある」が88.2%で、解約を考えたきっかけについては「欲しい商品(サービス)が少なくなった、または無くなったから」が最多となり、次いで「あまりお得感を感じなくなったから」「価格が高くなったから」と続いた。
さらに、満足度が高い項目についてはトップが「価格」で44.8%、次いで「キャンペーン」と「サービスへの信頼性」が41%となり、総合満足度の満足している割合は4割以上であったという。